夏休みの始めに、来阪した妹と姪・甥、私の両親とで有馬へ行ってきました。
お宿は大好きな「有馬温泉元湯 古泉閣」
記事にはしていないのだけれど4月にも有馬へ行ったので(そのときは向陽閣)今年2回目の有馬宿泊。
夏の有馬は初めて。
やっぱり夏は温泉より海なのか、界隈とっても空いていました。
お宿の雰囲気もゆったりとしていてよかったなあ。
ちょうどお花屋さんが各所のお花の生け替えされるタイミングに遭遇できて感激。
あじさいや竜胆、すすきや吾亦紅などお盆や秋を感じるお花もあって素敵だった。
いくら最近のアーティフィシャルフラワーが精巧で美しいとはいえ、四季を大切にするお宿でそれだと萎えますもん…
美しいお庭を眺められる六角堂からの景色も緑鮮やか。
朝7時頃のお風呂には誰もいらっしゃらず、貸し切り。
一番のお愉しみ、夕食。
目にも美しい八寸。
季節の地の食材をやさしい味付けでいただけて、こだわりのうつわづかいが素晴らしい古泉閣のお料理。
両親もきっと喜ぶだろうなと思っていたら、初めからおいしいおいしいと絶賛。
椀物は出会いもの、鱧と松茸。
言わずもがな、美味!
お出汁をたっぷり含んだ柔らかい冬瓜もおいしかった。
お造りは鮪(たぶん大間の)に鯛(たぶん明石の)、揚げ物は鮎と松茸。もういろいろと豪華です。
途中から日本酒飲み比べセットを投入。これが3種いただけて1,200円(税抜)。
瓶ビール(一番搾り)も750円、追加でお願いしたお酒1合も800円程だったので、全体的にドリンク代がお安いと思う。
しかもお酒のラインナップは私でも知っている人気どころがいくつも。
これまた演出が素敵な素麺には、夏野菜と珍しい鯨のさえずりが合わせてあった。
冷たくてとろとろ、お出汁まで完飲。
神戸牛。
サシの入ったお肉がきつくなってきたお年頃なのに、あっさりといただける不思議。
水菓子はシャインマスカットやマンゴー。
うちわを模した水まんじゅうのうつわがかわいくって最後まで目も愉しい。
惜しむらくは、お献立がなかった?なくなったこと。
私たちのテーブルについてくださった方が丁寧に心のこもったサービスしてくださる方で、お宿のアンケートにもその方のお名前を書いたほどだったので、思い切って、「なくなりました?」と確認すればよかったなあ。
食材や料理名を見ているだけでも楽しい私みたいな人が他にもいると思うので、復活したらうれしいな。
ちなみに、お子様用のお料理はこんな感じ。
ざる入りのものが5歳児用、お重のほうが小学校高学年用。
こども用のお料理もしっかりとおいしそう。
朝食は、ごはんのお供だけで6種もあり、おかわり必須です(こちらのごはんがまたおいしい!)
ササカレイの干物、濃厚胡麻豆腐、だし巻き卵、湯葉豆腐、和風のブランマンジェなど、朝から満腹。
古泉閣を選んだ理由は、温泉と食事はもちろんのこと、夏季限定のプールがあるからなんです。
森の中にある屋根のついたプールで、家族連れにはちょうどいい大きさ。
温泉だけでは退屈しがちなこどもも満足できたみたい。
淡路島もいいけれど、落ち着いた雰囲気の夏の有馬、好きです。