ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@国立国際美術館

中之島の国立国際美術館

会期最終日の前日にぎりぎり間に合いました。行くべきかやめるべきかかなり迷ったのだけれど、娘のたっての希望もあり。結果やっぱり行ってよかったです。

事前予約制の入場で、この日は完売。会期残り2日だし、私たちみたいに駆け込みで来られる方も多かっただろうな。
そして有名な絵画ばかりということで家族連れがたくさんで、ふだん大人ばかりの文楽観劇や美術館のおひとり様鑑賞ばかりなので、家族で絵を見に行く、という風景にしみじみしてしまった。たくさんの人を見るということ自体が、そもそもものすごく久しぶりだったもの。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 公式サイト
【公式】ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

世界屈指の西洋絵画コレクションを誇るロンドン・ナショナル・ギャラリーは、王室のコレクションを核として成立したヨーロッパの他の大規模な美術館と異なり、1824年の創立以来、市民による、市民のための美術館であり続けてきました。その体系的なコレクションは、世界の多くの美術館の収集の手本になっているとも言われ、その幅広く質の高い傑作で人々を魅了し続けています。これまで、ロンドン・ナショナル・ギャラリーのコレクション展が館外で開かれたことは一度もありませんでしたが、2020年、その200年近い歴史の中で初めて、大規模なコレクション展が日本で開催されることになりました。

本展では、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの粒ぞろいで多彩な「西洋絵画の教科書」ともいえるコレクションから選りすぐりの61点によって、美術におけるイギリスとヨーロッパ大陸の相互関係の歴史を紐解きながら、西洋絵画史を俯瞰します。イタリア・ルネサンスからポスト印象派に至るまで、本展のために来日する作品のすべてが、日本初公開となります。その中には、ゴッホの《ひまわり》、フェルメール最晩年の《ヴァージナルの前に座る若い女性》なども含まれ、「全作品が主役」といえる、大変贅沢な展覧会です。(ロンドン・ナショナル・ギャラリー展ミニ図録より)

これを読むだけでその凄さ贅沢さが改めてわかります。館外初展示ですべてが日本初公開。なんて貴重な機会だったんだろう。こんな時期でなければあと2回は通いたかった。

私的に印象深かった作品。

ゴッホの「ひまわり」(1888年)とゴーガンの「花瓶の花」(1896年)。
実物のひまわりは発光しているのかと思うぐらいまぶしい黄色だった。黄色というかもう金色?命がほとばしっているみたいな花の咲き具合やボリューム、血管みたいな茎の曲がり方逸れ方。美しいというかもはやかっこいい。以前、同じ国立国際美術館で開催された『ゴッホ展』で「夜のカフェテラス」を見たときも思ったけれど、有名な絵は有名になるだけのものを秘めているのだなと思いました(小学生の作文)
対してゴーガンの花は、花瓶にラフに活けられた色とりどりのお花という、シンプルにものすごく美しい花々の絵だった。青が印象的に残る。花瓶がのっているのがテーブルなのかなんなのかは不明だけれど奥行を感じて、花瓶の花、という題名なのがぴったり。ゴッホの絵は「花瓶に活けたひまわり」にはなり得ないもの。
この2人が共同生活をしていたってすごいなと思う。そして、ゴッホは共同生活をするにあたりひまわりの絵を7枚描き、この1枚はゴーガンの寝室を飾る用だったそうな。こんなに生命力あふれる絵が寝室にあったら目が冴えて眠れなさそうな気が…

コローの「西方より望むアヴィニョン」(1836年)。
圧倒されるパノラマ感。アヴィニョンと言えば、大昔に世界史の授業で習ったうっすらとした記憶しかないけれど、その歴史ある街並みと海辺(地中海)の乾いた空気や潮風、乾いた大地に生える少し褪せた色合いの木々がものすごくいい。中でも画面右側のほうにすっくと立つ1本の木の存在感がすごい。そしてサインがかっこいい。

ジョシュア・レイノルズ「レディ・コーバーンと3人の息子」(1773年)。
母とこどもたちの絵。こどもたちがかわいすぎて(特に真ん中のお母さんの首すじにしがみついている子)ずっと見ていられそう…正直に言って、昔はこういう親子の絵を見てもなんの感慨も湧かなかったのに、今はもう見ているだけで涙が出てきそうになる。今後、なにか子育てで悩むことが出てきたらこの絵を思い出そうと思った(そのためにミニ図録を買った)

 

ロンドンナショナルギャラリー展の図録

 

左がミニ図録。厚みのある装丁でミニとはいえ十分に素敵な1冊です。そしてミュージアムショップで買った本、『ゴッホ 旅とレシピ』。
絵と画家の生涯、レシピまで知ることができるという買うしかない1冊だった。旅気分も満たされるし。読み終えるのがもったいなくて、少しずつ読んでいます。
このシリーズ、ほかにモネやセザンヌなどもありそのうち揃えてしまいそうな気がする。

そう、この国立国際美術館のミュージアムショップが大好きで、いつも展覧会に行くたびになにかしら買っている気がする。グッズの定番の絵葉書だけでなく、ギフトにもなりそうなかわいいグッズやアーティストにまつわる本を扱っておられるのがいい。

国立国際美術館 公式サイト
NMAO : 国立国際美術館

 

ロンドンナショナルギャラリー展で買った作家のサインのエコバッグ
ロンドンナショナルギャラリー展で買ったひまわりの缶バッジとミラー

 

展覧会の公式グッズもかわいいものがたくさんで、画家のサインが散りばめられたトートバッグは一目惚れ。そして中身は開けてのお楽しみ的缶バッジは娘が狙いのひまわりを当てるという引きの良さ。さっそくトートバッグの裏面につけました。
ひまわりのミラーは娘用。私も欲しいぐらい。

 

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