昨日よりアルバイト先の店舗が休業となり、本日からの緊急事態宣言でテナントビル自体もお休みとなりました。どうしても落ち込みがちになるけれど、おいしいものを作って食べて、自宅時間を充実させながらブログの更新も積極的にできたらと思っています。
さて、乾物大好きな私が一二を争うぐらい好きなものが、この干したけのこ。孟宗竹を干したものです。妹の結婚式で初めて熊本に訪れた際に知った食材。もともとたけのこ好きでもあるので、一度食べただけですっかりとりこになりました。
この干したけのこ、今では熊本の方でもなかなか食べる機会はないそう(妹の義母談)。なので私が激ハマリしていると言うとたいそう驚かれておりました。確かに、乾物ゆえの手間は少々かかります。が、それをふまえても有り余るおいしさ。今の季節、新鮮なたけのこをゆがいていただくのもとってもおいしい。干したけのこにはそれとはまた違う味わい深さがあります。
熊本ではデパートやお土産物屋さんや、産直市場に取り扱いがあります。写真の袋で100g入り。50g以上あれば3人分程度のおかずの量が出来上がると思います。
干したけのこの煮物
材料(作りやすい分量、だいたい4~5人分)
干したけのこ 100g
人参 1本
こんにゃく 1枚
薄揚げ 1枚
鰹昆布出汁 400ml
油 大2
酒 大2
みりん 大3
てんさい糖 大3
醤油 大3 1/2
あれば茹でた絹さや 適量
作り方
1.干したけのこを一晩水につけて冷蔵庫で戻す
かなり雑な戻し方ですが水に浸っていれば大丈夫、十分戻ります。でも本当は表示どおりちゃんと戻したほうがいいかと(横着者のレシピのため)
2.戻したたけのこを切って下茹でする
戻った干したけのこを繊維に沿うように細切りし、水から入れて酒少々(分量外)を加え15~20分ほど柔らかくなるまで下茹でする。繊維を断って切ってももちろんいいのだけでど、柔らかくなりすぎてぽきぽき折れたり干したけのこならではの食感がなくなるので、この切り方がおすすめ。
3.こんにゃく、薄揚げ、人参の準備をする
こんにゃくはあく抜きをし、薄揚げは油抜きをする。人参とこんにゃく、薄揚げをたけのこと同じような長さ、太さに切る。出し殻の昆布があれば、それも切って一緒に煮てしまうとよい。
4.すべての具材を合わせ、煮る
油を入れた鍋にすべての具材を入れ油がなじんだら出汁をはる。出汁が温まったら調味料を加えて10~15分煮て、あれば仕上げに茹でて斜め細切りにした絹さやを加えてできあがり。
出汁をはった状態の鍋の感じ。これぐらいの水分量です。
ポイントなど
干したけのこはほかの乾物と違って戻ったときに量がものすごく増えるものではないのですが、長いので全体を水に漬けるのが少々大変かもしれません。少し戻って柔らかくなったらはさみで切って長さを調整するといいです。
大切なのは下茹でして干したけのこ特有の臭みを取ること。こうすることで調味料の味が入りやすくなり、上品な風味の煮物になります。
干したけのこ、なかなか食べる機会がない乾物だとは思いますが、ぜひ一度食べてみていただきたい食材です。