コロナ禍のため文楽の演目が以前の2部構成(3部のときもあるけれど)から3部構成になるようになって、合間の休憩時間がかなりタイトになっている。劇場に貼ってあるタイムスケジュールを見ても、予定時間が0分、5分の区切りではなくきっちり1分毎になっていて、皆さまがあらゆる面で心底大変だろうと思う。
今回は2部から3部の間の休憩が30分ほどしかなかったため、いつもの焼き鳥屋へ駆け込む余裕もなく、劇場となりのたこ焼き屋でさっと済ませた。17時代の早い時間ということがあったとしても、私以外ノーゲストの店内。飲食店の大変さも垣間見ることに。
2021年4月文楽公演『国姓爺合戦』@国立文楽劇場
楽しみにしていた近松作品の『国姓爺合戦』。まさか簑助さん最後の舞台になるなんて思いもしなかったけれど、笑いあり涙ありの舞台、あっという間の時間。本当に、ほんとうに観に行けてよかった。
2021年4月文楽公演『花競四季寿』『恋女房染分手綱』@国立文楽劇場
先日観劇に行った4月公演の1部の感想をまとめようとしていたら、簑助さん引退の報を知り、驚きとショックといろいろで頭が真っ白になってしまった。いつかは、とは思っていたけれど、そのいつかは必ず来るんだなと。今はそれしか書けません。
また2部、3部を観劇に行くので、しっかりと記憶に焼き付けてきたいと思う。