2020年の文化の日に、舞洲の「舞洲陶芸館」へ陶芸の電動ろくろ体験に行ってきました。一度やってみたかった陶芸、昨年放送されていた朝ドラ「スカーレット」の影響で(人生で初めて朝ドラを完走しました)なんでもやりたがる娘も興味津々だったこともあり。
一度目は当日参加しようとしたところ予約がいっぱい、二度目はきちんと前もって予約して行って参りました。
舞洲陶芸館インフォメーション
舞洲陶芸館 公式ページ
〒554-0042 大阪府大阪市此花区北港緑地2丁目2-98
TEL:06-6463-7282 / FAX:06-6463-7283
営業時間:【平日】10:00~16:00
【土日】10:00~17:00
休館日:毎週月・金曜日、年末年始
※確実な営業スケジュールはHPをご確認ください
駐車場:あり(10台) 1日300円
大阪市、舞洲にある焼き物工房・教室です。大阪湾の開発で掘り出された海底粘土を陶土として生成・再利用した大阪ならではの新しい焼き物「難波津焼(なにわづやき)」や、陶芸館ご出身の作家さんの作品の展示、販売もされています。
陶芸館の前には「ロッジ舞洲」という宿泊施設もあり、こちらもおすすめ。
電動ろくろ体験について
普段使いが出来る器(お茶碗・湯のみ・小鉢など)を作れる体験です。電動ろくろで作った器はキレイに仕上がりやすく、作る人の味も出る人気の体験です。時間内にお好きなだけ作品を作っていただけます。(作品は作った中から1点お選びいただけます。)HPより
今回参加した体験です。なお、情報は2021年3月現在、写真は2020年11月当時のものとなります。
電動ろくろ体験詳細
料金(1名) | 3,850円 |
開催日 | 休館日以外毎日 |
開催時間 | 【1】10:30~11:30
【2】14:00~15:00 |
体験時間 | 約1時間 |
作品点数 | 1点 ※追加も可能 |
作品追加 | 1,100円 / 1点 |
お渡し | 約2か月後
※宅配の場合別途要送料 |
※障がい者割引10%あり(手帳の提示にて)
※大き目の作品を作る場合も別途追加料金が必要
他にも手びねり体験、絵付け体験など数種の体験コースがありました。電動ろくろや手びねりは4歳から体験可能だそうです。
今回は家族3人で、娘はお皿とお茶碗の2点、私は追加料金(失念してしまったのですが1,000~1,500円だったかと)をお支払いして大き目のお皿(ろくろの時点でおおよそ30cm程度)を1点、夫が丼鉢1点、の計4点を作りました。
製作点数は事前に決めておくわけではなく、体験をしながら時間の範囲で臨機応変に追加できます。
体験してみた
娘8歳(小学2年生)でもろくろのペダルに足は届きました。エプロンは工房でお借りできるため必要な持ち物は特にありませんが、汚れてもいい服装で参加するのがいいかと思います。またペダルが踏み易いスニーカーなどヒール以外の靴、足を開いても気にならないパンツスタイルがベスト。
ひととおり説明を伺い先生の実演を拝見してから実践。
これが想像以上に難しい!
まず両肘を膝につけて固定する基本のポーズを維持する時点で難しく、回しているうちにどんどん肘が上がってきてしまい、ふとしたことでうつわが潰れます。あまりの難しさ(私が不器用ということも大いにあり)にほぼほぼ先生に頼りっぱなしの製作でした。
しかも、作ろうとしたのが大き目(出来上がり寸法が7寸ぐらい)で少し立ち上がりのある皿、というのがまず初心者向けではないという。でもせっかく作るなら、今うちになくてあったらいいなというもの、日々の食卓にのせても違和感のないものが作りたかったんだもの…
とにかく初めての方は大き目のお皿はかなり大変です!
一旦ろくろを回し始めると手を洗えない(洗おうと思えばもちろん洗えます)ので、製作途中の写真がなくこの1枚だけ。娘は私や夫よりよっぽど上手で、コツを掴んだのかあっという間にお茶碗を作り、5寸程度のお皿も作っていました。
製作のポイント
なんと言っても、焼き上げるとかなり縮みます。15%~20%ほど縮むと言われてもなかなかイメージしにくいですが、出来上がりのイメージより大きいなと思うぐらいのサイズで作っておくことが必要です。
そしてろくろで仕上げてから高台がつくので、そのイメージもなんとなく必要でしょうか。ろくろの時点よりも引き締まってかっこよくなります。
釉薬について
出来上がったうつわは工房で高台削りから乾燥、釉薬かけ、本焼きと仕上げてくださいます。
・透明釉
・ワラ白釉
・ルリ釉
・オリベ釉
・アメ釉
・淀川イラボ釉
・海青磁釉
・クロ
正直、現地に行って体験するまでこんなに釉薬の種類があるなんてHPの体験のページにも記載されていないし予想もしなかったので、とてもうれしくてものすごく迷いました。
淀川河口付近の沈殿土を用いた淀川イラボ(伊羅保)釉と海青磁釉は舞洲陶芸館オリジナルの釉薬だそう(この記事を書くために調べていて判明)次回もし体験することがあればこの2つのどちらかを使って片口を作りたいなあ。
出来上がり
年が明けて1月、お電話をいただき引き取りに行ってきました。
どうでしょうか。個人的にはどのうつわもそれぞれ素敵で気に入っています。
手前からルリ釉茶碗(娘)、オリベ釉5寸皿(娘)、アメ釉7寸皿(私)、クロ丼鉢(夫)です。
裏には作品のシリアルナンバーが刻印されています。これがまたいい雰囲気。
作ったうつわはさっそく日々の食卓で活躍しています。自分で作ったということもあり愛着もひとしお。事前にどんなうつわを作りたいかしっかりとイメージしていって本当に良かった(めちゃくちゃ難しかったけれど)
家族全員楽しめて満足感の高かったこの電動ろくろ体験、おすすめです。