小布施観光ではそれほどランチ場所には困りませんが、子連れとなるとお店を選びます。そして夏休みの土日ともなると混雑必須。その中でもゆったりいただけて子連れにもやさしいお店となると、やはりこちら「泉石亭（せんせきてい）」さん。老舗栗菓子店「桜井甘精堂」さんの系列店です。
今回は11時頃に伺ったので、素敵なお庭を臨むお席をご案内していただけました。授乳室やこどもいすもあり、車いすも入れるバリアフリー仕様。足をのばせる座敷のお席もあります。ただ予約はできないので混雑時は店頭で待つことになりますが、広い待合室があります。
メニューはこんな感じ。食材にはこだわっておられるよう。セットも豊富でボリュームもあります。
娘が頼んだ「とろろそば」960円（税込）。私も一緒に食べようと思って100円追加で大盛にしていただいたので、せいろは2段になっています。とろろはどこのものか確認していないのですが、粘りが強くもっちりとして味が濃くこのままおつまみになりそうなぐらいおいしかった！松代のものなのかなあ。おそば自体は正直なことを言うともっとおいしいお店がたくさんある長野ではごく普通なのだけれど、おそばを食べたい、というより、お店自体が好きなので結局何度もリピートしてしまっています。
泉石亭で好きなのは、セットだけでなくこういう一品もあるところ。上から「豚の角煮」550円、「板わさ」500円、「季節の野菜料理 蒸し茄子の南蛮酢」550円。これに、冷えた地酒の「純米 本吉の川」490円を一緒にいただく幸せ。かまぼこ好きの娘に板わさをほとんど食べられてしまう。角煮ってもう最近は作らないし頼むこともないのだけれど、ここのはあっさりしていておいしいです。茄子の南蛮酢は、揚げ茄子でないのでこれもあっさりしていて野菜の味を楽しめる味。薄切りの玉ねぎやトマト、みょうがもさっぱりとおいしい。今回は頼まなかったきのこおろしもおすすめです。
ゆっくり食事をいただいたあとは美しいお庭を散歩。かわいい金魚がいてこどもたち大喜び。暑くてもお庭はひんやり涼やかで気持ちがよかったなあ。蔵には「小さな栗の木美術館」というギャラリーもあるので、食事だけでなくぜひお庭にも出てみてくださいね。