黒川温泉には、お宿はもちろん、さまざまな店舗や飲食店もあります。
数は多くないので、ぶらりと温泉街を歩けば十分に見て回ることができます。
その中で、今回とてもお世話になったのが、こちら「湯旅屋 黒川堂」というお店。
湯旅屋 黒川堂
公式HP Kurokawa Onsen 湯旅屋 黒川堂
公式Instagram @yutabiya.kurokawado
熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6592-2
定休日:火・水曜日
「温泉コーデショップ」という珍しいテーマのセレクトショップで、湯めぐりや温泉を楽しくしてくれるグッズや、熊本や九州の素敵なセレクト品が店内にぎゅぎゅっと並んでいました。
全国に3店舗しかない店舗のうちの1つだそうで、去年オープンのまだまだ新しいお店。
そして、店内で「来民(くたみ)渋うちわ」という、400年以上の歴史あるうちわの唯一の製造元「栗川商店」さんとのコラボ企画の手作り体験ができる、ということで、前もって予約して体験してきました。
体験価格はひとり1,500円、貴重な機会なのになんてリーズナブルなんでしょう。
体験時間は60分程度、プラス乾かす時間が60分ほど。
体験後に温泉街を散歩したり、チェックイン後に取りに行ったりも可能。
体験の流れは、黒川堂さんのHPに詳しく掲載してあるように、写真つきの作り方の手引きを見ながらセルフスタイルで行います。
まずは2種類の骨、8種類の和紙から自分好みのものを選び、手順どおりに進めていきます。
これは糊付け後、たわしで和紙と骨を吸着させているところ。
この後、へり紙という細い和紙をうちわのへりに乗せて糊付けしていく作業が一番難しかった!
小学生の娘は一人でなんとか、それより小さい子は親と一緒に作ってちょうどだろうなあという、全体的になかなかに難しい作業、とても写真を撮る余裕もなく。
お店の方にも直接教えていただいたりもしながら、なんとか作り上げました。
出来上がったうちわたち、乾燥中。
私たちは初日に体験に行き、翌日に受け取りに行きました。
家族へのお土産にしようとひとり2つ作ったりしていたので、あっという間の1時間。
来民渋うちわ作り体験、黒川温泉の旅がますます充実する満足度でした。おすすめ。
家族3人分の来民渋うちわです。
金魚が私、青墨という無地を選んだ渋好みな娘、モダンな黒模様が夫用。
手作りならではのいびつさが味を出している、ような(ものは言いよう)
柿渋には防虫効果があり、大切に使えば何十年ももつそう。
もちろんお店では栗川商店さんの商品も扱っておられて、さすがのかっこよさでした。
そして、手作り体験だけでなく、お買い物ももちろん外せません。
天草の洋々窯さんの「ミニポット」という器を2つ、我が家用に買いました。
ころんとした丸い小鉢に片口のような取っ手が付いていて、内側の色がきれいな器は、ちょうど昨年、天草へ行ったときに知った窯元さんのものでした。
かわいいフォルムに土器っぽさが対比するバランスが魅力的な器。スープを入れたり、和え物を入れたり、早速活躍しています。