2023年4月 熊本・ぶらり西原村 四季即贅喰

西原村の『四季即贅食』瓦そば牛肉2

寒暖差が激しく朝もやがかかることもある阿蘇地方。
そして水もきれいでおいしくてふんだんにある、となると、そば屋さんがたくさんあります。
大好物のおそば、今回はぜひ現地で食べたいな、と思っていたところ、義母が連れて行ってくださったお店は、なんと瓦そば屋さん。
家で作って食べたことはあるけれどお店でいただいたことはなく。
いい雰囲気の素敵なお店だよ~とのことで、とっても楽しみにしていました。

四季即贅喰

公式Instagram @kawarasoba_aso

食べログ 四季即贅喰(しきそくぜいくう)

熊本県阿蘇郡西原村大字河原2281

096-279-2919

日・月定休:11:00~14:00(そばが無くなり第終了)

西原村の『四季即贅食』外観

西原村の『四季即贅食』看板

西原村の『四季即贅食』のれん

先のポストの木山川の桜並木にもほど近い、木々の間に隠れるように建てられた趣のある古民家のようなお店です。

2023年4月 熊本・ぶらり西原村 木山川の桜並木

わりと古くからあるそうで、そこそこ停められる駐車場もいっぱいになるぐらい、このあたりでは有名だそう。
予約がないとかなり待つことになりそうでした。

西原村の『四季即贅食』メニュー1

西原村の『四季即贅食』メニュー2

店内は満席で写真は撮れなかったのですが、庭を眺められるような広々とした座敷に靴を脱いで上がって、座布団とテーブルでいただくスタイル。
補助椅子やこども用の椅子もあったかと。

山口県下関が発祥と言われている瓦そばを熊本でなぜ?と思いますよね。
もともと西南戦争のときに熊本城で薩摩兵が肉や野草を瓦で焼いて食べたという話があるそう。
それが江戸時代に湯治場として栄えていた下関の川棚温泉に伝わり、特別に庶民も瓦の使用を許可されていたという好条件も相まって瓦そばがうまれたらしいです。
なるほど~な歴史。

そしてメニューはこんな感じ。
瓦そばはトッピングの種類や量を選べます。
地元の料理が気になりすぎて、瓦そば以外もたくさん頼んでしまいました。

西原村の『四季即贅食』やまめの背ごし

まずは、やまめの背ごし(820円)
やまめって初めて食べたかもしれない!
骨ごと薄くぶつ切りになっている(それを背ごしというそう)ので骨が気になる人は苦手かもしれないけれど、川魚のくさみなどは一切なくとてもさっぱり。
こりこりの骨がむしろアクセントになって美味。
山葵と醤油、または酢味噌でいただきます。これは日本酒だなあ。

西原村の『四季即贅食』やまめの塩焼きとだご汁

やまめの塩焼き(720円)は、生魚はちょっと、という人にも全力でおすすめできます。
香ばしい焼き目にほっくほくの身がたまらないおいしさ。
あつあつの郷土料理のだご汁(1人前350円)は、1人前?というようなたっぷりな量。
小麦粉の団子や野菜の具沢山な汁物で、お味噌汁感というより素材の出汁感がある。
それがまたおいしい。
柚子胡椒で味変もできます。

西原村の『四季即贅食』タラの芽の天ぷら

この春食べずに終わった…と思っていたらメニューにあったので即お願いした、期間限定のタラの芽の天ぷら(700円)
これがまたなんとも柔らかくおいしいタラの芽で、今まで食べたタラの芽の天ぷらの中で一番美味だった。
かなりビックサイズだったので硬くて苦いのかと思ったのに驚いた。
そして瓦そばの前のお料理たちで十分すぎるぐらい満足している私、笑。
こういうお料理が一番好きなんだもの…

西原村の『四季即贅食』瓦そば牛肉1

牛肉の瓦そば(1320円)は娘と二人でシェアしました。
じゅうじゅう音を立てる瓦そばに一升瓶かと思うような巨大なつゆのとっくりが出てきます。大迫力。
まだ焼け始めのしっとりした状態でいただくのもよし、しっかり焼き付けてパリパリでいただくのもよし。
好きな食べ方で食べられる瓦そば、やっぱりおいしいなあ。

ちなみに、だいたいのお客さんは一人ひとつ瓦そばを頼んでおられる感じでした。
もしくはセットメニューなのかも?
私たちのように、ほかのお料理も食べたいな、という場合は、少な目にするか、大盛りにしてシェアしてもいいかもしれません。

ひなびた趣のあるお店でいただく瓦そばと郷土料理、おいしかったです!
ごちそうさまでした。

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