南城市のお隣にある市、糸満市真壁にある「茶処 真壁ちなー」は、文化財にも指定されている赤い屋根瓦の古民家で沖縄ならではのお料理をいただける、おいしくって素敵なお店でした。
茶処 真壁ちなー
公式Instagram @makabe.chinaa
沖縄県糸満市真壁223
098-997-3207
火~土:11:00~16:00
明治時代に造られたという登録有形文化財の立派な古民家に頑丈な石垣。
沖縄での地上戦であたりが焼け野原になったときもこちらの建物だけは残ったそうです。
居心地のいい店内は、思わず長野の祖母の家を思い出してしまったぐらい、懐かしい雰囲気が。
厨房、というよりお勝手、という言葉がぴったりな台所に興味津々、張り付いて眺めていたくなった。
サイズも選べる単品のそばのメニューのほか、ランチのセットメニューも豊富で迷います…
娘の「野菜そば小」、750円。
小とは思えないたっぷり野菜に、配膳されたときの香りですでにわかるぐらい、お出汁がものすごくおいしい。
娘は今も「あのおそばが一番好き」と言うほど。
そしてこちらは、私がお願いした「ちなーらんち」1,700円。
食べたかった沖縄の郷土料理がずらっと勢ぞろい。
真ん中はスーチカー(塩豚)、右隣はジーマーミ豆腐、上にあがってスンシー(メンマの煮物)、人参しりしり、島豆腐の湯葉、ニガナの白和え。
椀ものはミニそばかゆしどうふを選べて、私は食べたかったゆしどうふに。
ごはんはじゅうしいか黒米か選べます。こちらはじゅうしい。
テーブルには島とうがらしのコーレグスーとピパーツという辛味スパイスがありました。
もうもう、大満足、充実の内容。
こんな家庭料理が食べたかった、というランチに感激しきり。
塩豚も島豆腐の湯葉も、ニガナの白和えもゆしどうふも、どれも初めていただくものばかり。
特に乾物好きとしてはスンシーに興味津々。家でも真似して作りたい。
ゆしどうふは、スーパーかねひでで出来立ての限定品に出会ったのに(たぶん地元の有名なお店のもの)買い忘れてしまって残念な思いをしたので、うれしかったなあ。
鰹ぶしたっぷりのお出汁に柔らかいお豆腐、おかわりしたくなるぐらいおいしかった。
じゅうしいも美味。
私たちは開店後わりとすぐの11時過ぎに着いて、ちょうど満席になったぐらいのタイミングでした。
帰るころには待ち列ができていて、売り切れていたメニューも。確実に食べたいなら、やはり早め訪問がいいかと。