私のふるさとである長野県には祖母と叔母が暮らしていて、年に2度、お正月と夏休みに帰省します。
今年の夏は妹と姪もタイミングを合わせて帰ることにして、少し長めの、にぎやかな帰省になりました。
毎回帰省してからすること、行くところはほとんど変わらないのですが、
(なにせ私は運転ができないため、移動手段が電車しかない)
それでも飽きない大好きなふるさと、長野です。
そんな長野の大好きなものをご紹介していきたいと思います。
〇小布施
栗と北斎と花のまち、小布施。
小さいまちなのにたくさんの人が訪れる、魅力たっぷりなまちです。
「栗の小路」を抜けて、久しぶりに「北斎館」に行ってきました。
北斎漫画をひもとく興味深い企画展が行われていて、6歳の娘でも楽しんでいました。
エネルギー溢れる屋台の天井絵に、ち密な絵手本。
何度見ても圧巻です。
ここと「岩松院」には、小布施に行くなら必ず行っていただきたい場所だなあ。
魅力的なグッズがたくさんあるミュージアムショップで、いくつか買ってしまいました。
このうちわとファイル、とっても素敵じゃないですか?!
昼食は栗菓子屋の桜井甘精堂のレストラン『泉石亭』でいただきました。
居心地がよく、お料理もおいしく、子連れでも行きやすく、お店の方々がとても親切で。
娘も私もお蕎麦が大好きなので、長野に行くとおいしいお蕎麦をたくさん食べられて、それだけでも幸せになります。
季節の野菜料理は蒸した丸茄子に南蛮酢をかけたもの、きのこおろしもきのこたっぷりでおいしい。
妹が頼んでいた豚の角煮は柔らかとろとろで、甘みがあっさりで美味でした。
そしてこのお蕎麦の量!
手前が大盛で奥が普通盛なのですが、普通盛でも十分すぎる量。
ごちそうさまでした。
妹がぜひとも行きたいと調べてきた「パティスリーロント」。
お店に入ってすぐ気づいたのが、フランスの伝統的な地方菓子(焼き菓子)の種類の多さです。
カヌレはもちろん、クイニー・アマン、ガレット・ブルトンヌ、タルトタタン、ミルリトン…。
焼き菓子とタルトフリークの私は一瞬で目がハートになっていたはず。
イートインもできるので、さっそく小布施のさくらんぼを使ったタルトをいただいたところもう好みど真ん中の感動的なおいしさで、妹と二人興奮して禁断の大人買いをして帰りました。
小布施のまちになぜこんな本格的な(というのも大変失礼な言い方ですが、とても驚いたので)パティスリーが?と思っていたら、こちらのシェフは、あの「オーボンヴュータン」で修業されていた方だそうで、納得。
生ケーキだけでなく、あれだけの種類のフランス菓子、ショコラ、キッシュやヴィエノワズリーまで取り揃えて販売されておられるのはすごい!
小布施にお住まいの方が心からうらやましいです。
翌日になってもタルト生地がさくさくでまたまた感動しました。
思い出すと食べたくなってしまいます。
今回は行っていないところでおすすめなのが、「枡一客殿」というホテル。
栗菓子屋さん「小布施堂」の系列のホテルで、一見すると蔵造りの和のお宿かなと思うのですが、中に入るとモダンで洗練されたしつらえになっており、そのギャップが素晴らしくて。
10年ほど前に泊まったときは、ちょうどお正月の1月3日ごろ。
窓から雪の小布施のまちを眺めることができて、蔵の黒と雪の白が、それはそれは美しかったことを覚えています。
冬の小布施もたまらなく好き。
(冬の小布施観光には、小布施温泉もおすすめ、いいお湯です)
あと、お酒好きとしてはやはり小布施ワイナリーは外せません。
大好きなワイナリーかつ日本酒の造り手さんです。
〇長野電鉄
長野駅と湯田中駅を結ぶローカル線、長野電鉄。
信州の美しい景色に寄り添う鄙びた風情の駅舎が好きです。
きのこや野菜の無人販売があるのがまたほのぼのとしていて。
小布施や湯田中・渋温泉郷へもこの長野電鉄1本で行けるので、車窓からの景色を楽しみながら、のんびり鉄道の旅もおすすめです。
1、2枚目は、祖母宅から一番近い朝陽駅、3枚目は小布施駅です。
余談ですが、ながでん長野駅は地下にあり、その改札前では地元の食品がたくさん販売されています。
新鮮な野菜や果物が安くて、私も帰省のたびに買い物してしまいます。
レジはないので、お会計は改札の駅員さんにお願いします。
そんなゆるい雰囲気がぴったりなながでんです。