ハワイ島5日目。
この日は島をぐっと南下し、プナルウ黒砂海岸からキラウエア火山へと向かいます。
カイルア・コナ周辺と違い、11号線も途中から細いでこぼこ山道になるため、娘は少し酔ってしまいつらそうでした。ハワイ島旅行にはやっぱり酔い止め薬が必須。
黒砂海岸に到着したら、ナアレフの「PUNALU’U BAKE SHOP」で買っておいたサンドイッチなどでランチタイム。アメリカ最南端のベーカリー、かつ、トイレもあるのでキラウエア~ヒロ方面へ向かう人たちがほぼみんな立ち寄るのではないでしょうか。駐車場にはたくさんの車が停まっていました。
風が強く少し曇っていて水温も低めでした。ホヌ(ウミガメ)がたくさん!前回私もホヌと一緒に泳いでとっても感動したので、同じ感動を友人たちにも味わってもらえてうれしかったなあ。泳いでいるとそこここにホヌがいるんです。ホヌは保護対象のため近づいたらだめなのですが、ナチュラルに近くにたくさんいるのでどうしようもなく。触れないように気をつけながら泳ぎます。
陸にいるホヌたち、大きくて黒い目が印象的。岩についた水草をはむ姿がまたかわいくて、見ていて本当に飽きません。また会いに行きたいなあ。
キラウエア火山は、国立公園入口で車1台につき入場料$25がかかりますが、この日はスペシャルデーかなにかで無料でした。先日の噴火の記憶も新しいボルケーノ。煙をあげるハレマウマウ火口です。
オヒア・レフアの花。正式には木がオヒアで花がレフアです。初めてこの花を見たときは、これがあの、という気持ちで胸が熱くなった記憶が。フラを踊る方にはよく知られている、悲しい伝説の花です。
ボルケーノの女神・ペレはオヒアという人間の男性に恋をしますが、オヒアにはすでに愛する女性レフアがいました。ペレからの求婚を断ったオヒアはペレの怒りで、木に変えられてしまいます。それを知ったレフアは毎日木の横で泣いていました。かわいそうに思ったほかの神々が、オヒアとレフアがずっと一緒にいられるよう赤くてかわいい花にレフアを変えてあげ、オヒアの木に咲かせました。レフアの花を摘むと、オヒアと離れたくないといって流すレフアの涙(雨)が降ると言われています。
神話や歴史、自然史についてはトーマス・A・ジャガー博物館で分かりやすく展示されており、こどもでも興味深く楽しんでいるようでした。特にペレの伝説にはなぜか食いつきがすごくて、旅の終わりまで何度も説明させられることに。どうやらペレのあのビジュアルがインパクト大だったよう。
時間の都合で溶岩のオーシャンエントリーまでは行けないため、溶岩台地で溶岩の感触を確かめたり、ジャンプして写真を撮ったり。夕方近くになるとかなり冷え込んできて半袖とショートパンツではかなり寒く、防寒具も必須です。
帰りはヒロ経由のサドルロードで。明かりがないのでそれだけでも危険なうえ、途中、霧と雨がすごくて視界ゼロになったり、ものすごく急なT字路があったりします。夜は危ないと知っていたので私たちも早めにサドルロードを通り切ってしまいたかったのだけれど、時間が押して無理でした。運転手をしてくれていた友人は相当疲労していたので、夜は基本的に使わないほうが懸命だと。
さすがに妻2人も疲れてしまったのと、時間も遅かったので、困ったときのアイランドグルメ頼み。サラダやいろいろを買い、夕食としました。こういうときにリゾートは便利です!