普段の3人暮らしの生活に戻りました。食べてくれる人が減るととたんに食事を作るやる気がなくなる。というか、長引く巣ごもり暮らしでさすがに自分の味に飽きてきた感。いくら料理が好きでも、好きなものを作って食べているとしても飽きはくるし、シンプルに料理を作り疲れた気持ちもあります。料理すら楽しくなくなってしまったらどうしたらいいんだろう…早く仕事に行きたい。
スーパーできれいに開かれてつやつやした鰯を見つけ思わず買ったものの、5人で食べるには少し足りない量。なので野菜を足してマリネにしようと。
おいしくてしょっちゅう食べている新玉ねぎのスライスと薄切りのトマト、千切りの大葉はマリネせず、粉をはたいて揚げ焼きにした鰯のみをマリネ液に漬けてみました。
鰹と昆布出汁を使っているけれどレモンやディル、オリーブオイルも入っているので和食には寄りすぎない味に仕上がりました。ワインにも合いそう。野菜を漬け込んでもおいしいけれど、このスタイルもまたいいかも。
鰤のあら、として売られていたそのパックがどう見てもあらだけじゃなく身の部分もしっかり入っていたので、少しだけ残っていた大根とで鰤大根。鰤大根はどうしても臭みが出がちなので、しっかり塩をして霜降りします。今回はあらより身が多いぐらいだったのでちょっと上品になりすぎたぐらい。お出汁として飲んでも大丈夫なぐらいの味付け(酒、しょうゆ、みりん)だけれど大根にはしっかり味が入っていて好評でした。
近所の宅配してくださる酒屋さんで、先日いただいておいしかったワインをリピート買いするついでに日本酒もお願いしました。「百楽門」は奈良の葛城酒造のお酒。奈良は日本酒発祥の地ともいわれ、あまりイメージがないかもしれませんが酒蔵もたくさんあります。
備前雄町米60%精米。¥1,400(税別)。
口当たりはまろやかで厚みがあり、すっきりしながらフルーティーで余韻、飲みごたえあり。お魚料理どちらにも寄り添ってくれる頼りがいのあるお酒でした。冷やして飲んでもしっかりと香りがありおいしかったなあ。
このワシヅカグラススタジオの脚付きショートグラスがもうすごく好きで。完売して入荷して、の繰り返しなので人気商品なのだろうな。
少しあめ色がかった色合いといい吹きガラスならではの美しい曲線や薄さ、飲み物を入れたときの存在感。本当はいくつも欲しいけれどそうそう買えるお値段ではないので、自分だけの楽しみとして愛用しています。
鰯のマリネ
鰤大根
人参とツナの和え物
冷ややっこ
百楽門 純米吟醸生原酒