友人にとれたての無農薬野菜をたくさんいただきました。
泥付きのねぎ、里芋、娘が大好きなバターナッツカボチャに柿。
バターナッツカボチャは蒸してつぶしスープのもとにして冷凍し、ほかの材料でこの季節ならではの料理を作りました。
柿はそのまま食べてもいいし、料理にも使いやすい果物。
サラダやマリネはもちろん、酢豚のパイナップルみたいに炒め物にも使ったりもできます。
大根は塩もみして水分をしぼり、米酢、てんさい糖、塩でシンプルな合わせ酢を作って、柿と一緒に漬けるだけの簡単な酢の物です。
私はごま好きなのでつきごまも一緒に合わせてしまいます。
柿の甘さとお酢の酸味がよく合って、なますに柿を最初に入れた人天才!といつも思います。
大根と人参のなますもおいしいけれど、柿のなますもまたいいなあ。
お正月にしか食べないなんてもったいない。
あふれんばかりの芋煮。
いただいた里芋とねぎがものすごく甘くて柔らかくておいしかったので、この大量の芋煮が一日でほとんどなくなってしまいました。
そういえば、昔、大勢で神戸の山の畑で芋煮会をしたことがあり、そこで初めて芋煮のおいしさを知ったんだった。
出汁を醤油味と塩味の2種類作っていったこと、無農薬のこだわりの畑でとりたての野菜を入れて作ったこと、有馬の有名温泉宿のシェフがめちゃくちゃおいしいサラダを差し入れしてくださったこと、帰りのバスから猪を何頭も見たこと、書いていたらいろいろと思い出しました。
もう10年ぐらい前なのかなあ、懐かしい思い出です。
いつかアウトドア芋煮会、実施したいなあ。
材料は、里芋、人参、ごぼう、ねぎ、こんにゃく、牛ばら薄切り(切り落としで十分)。
里芋は前日に皮をむいてタッパーに入れて冷蔵庫で保存しておき、下茹でせずに使います。
表面の水分がすこし飛ぶので、下茹でしなくても出汁がとろとろになりにくい気がします。
おでんと同じく下ごしらえを丁寧にすること、里芋が煮崩れずお肉も固くなりすぎないよう煮過ぎないこと、汁物としていただける濃さにすること、をポイントに作っていますが、最も大事なのはやっぱり里芋のおいしさ。
そして薬味には七味唐辛子が相性抜群です。
うちでは芋煮の出汁で蕎麦を食べます。
めちゃくちゃおいしい出汁が出ているんです。
具材を全て食べ切った後だとそのまま鍋に茹でた蕎麦を入れますが今回はさすがに余ったので、ざるそば式に出汁につけていただきました。
つけ汁の場合、出汁には自家製のかえしを少し足します。
あたたかい出汁につめたい蕎麦、最高の〆です。
芋煮の〆はうどんが定番のようだけれど、蕎麦もおすすめです。
私が乾麺の蕎麦で一番気に入っているのが、こちら。
乾麺なのにしっかり蕎麦の香りがして、十割なのにぼそぼそせず麺のコシがあり、蕎麦湯も楽しめます。
戸隠産、国産、とは記載されていないので原料の蕎麦粉は外国産の可能性が高いですが、それでも十分おいしいのでいつも長野に行くたびにまとめ買いしています。
スーパーでとても新鮮でおいしそうな鰤の柵といかのお刺身を見つけたのでお刺身盛り合わせも用意して、好物しかないぜいたくな食卓になりました。
芋煮
柿と大根のなます
鰤といかのお刺身
〆の十割そば