お料理好きの方は味噌や塩こうじ、醤油こうじ、各種たれなど自家製の調味料を作ってアレンジされていると思うけれど、料理は好きでもマメさがないめんどくさがりの自分にはとうてい無理。ただ、こんな私でも唯一作り続けている自家製調味料があります。本当に簡単に作れてアレンジ万能な調味料、自家製のかえしです。
自家製かえし
材料(作りやすい分量)
しょうゆ 150ml
みりん 大さじ3
きび砂糖かてんさい糖(砂糖でも) 大さじ2
作り方
1.みりんを火にかけ、アルコールを飛ばす
上記の分量で作る場合、小さめのお鍋で十分作れます。ふきこぼれに注意。
2.砂糖、しょうゆの順に加える
いったん火から外し砂糖を入れ、溶けたらしょうゆを加え再度火にかけ、灰汁が出たら取る。沸かす必要はなく砂糖が溶ければ大丈夫。
3.保存容器に入れて冷まし、冷蔵庫へ
清潔な保存容器に入れ、冷めたら冷蔵庫で保存する。このWECKの瓶(Straight 600ml)に2倍量を作って保存しています。写真は少し残っていたかえしに新しく作った分を足したので2倍量より多めです。
ポイントなど
2、3日経つととろっとしてまろやかになってきます。濃いめの出汁を取ってかえし:出汁=1:8程度で割れば蕎麦のかけつゆ、1:3程度で割ればつけつゆに。市販のめんつゆは出汁が入っているため保存がききませんがかえしは日持ちがするのがありがたい。食べたいときにお出汁を取って自宅でざる蕎麦をいただける幸せ。
お蕎麦だけでなく、蕎麦屋さんにあるお料理をイメージするとなんにでもアレンジができます。かえしを作り始めてからは料理の味がさっと決まってとても楽になりました。
冬の定番、芋煮にもかえしを使います。〆には乾麺の蕎麦を湯がき、芋煮のお出汁にかえしを足した濃いめのつけつゆでひやあつのお蕎麦を楽しみます。鴨鍋や鶏団子鍋にももちろん合う。
煮卵はかえしと出汁にごま油を入れて。煮卵の漬け汁にごま油を入れるアイデアは友人から教えてもらったもので、大人も子どもも大好きな鉄板の味だと思う。ごはんのおかずにもおつまみにもぴったりです。
ピーマンをごま油で弱火でじっくり炒めてかえしをじゃっとかけ、上にじゃこをのせただけのもの。簡単すぎるけれどおいしい。
他にもきんぴらや煮物、あんかけなどいろいろ使えます。甘みや塩味は調理中に足りない分を足せばいいし、自家製かえし、おすすめです。