秋川牧園から届いたにらを予定通りレバニラ炒めにしました。
レバニラ炒めのことを調べていたら、中国語の料理名標記では「レバニラ炒め」でなく「ニラレバ炒め」の順だということを知る。それなのに、日本ではレバニラ炒めとして広まったのは、『天才バカボン』のバカボンのパパが、「レバニラ炒め」と言ったからだそう。確かに、バカボンのパパ、太陽は西からのぼって東に沈むって言ってたしなあ。
現在、月に1週間程度夫が仕事で不在にするため、その週はあまりごはんを作らなくなります。私と6歳女児の食べる量に対する料理を丁寧に作る時間なんて、それこそ大変無駄なので(無駄ではないか)。かといって作らないわけにはいかないので、品数をぐっと減らしたり、メインの料理を買ってきたり。2人で外食もします。
スーパーで見かけるものより若干細めのにらです。でも香りは抜群。
牛レバーは紹興酒と醤油、塩こしょうで下味をつけ、片栗粉をはたいて焼きます。もやしはひげ根を取ります。どうしてもひげ根を取らないと食べたくない性格のせいで、お財布にやさしいもやしがうちの食卓にあまりのぼりません。時間も手間もかかるくせにあまり評価されにくい地味な作業、もやしのひげ根取り。
焼けたレバーはいったん取り出し、フライパンを少しきれいにしたあと、油とみじん切りにしたにんにくとしょうが(本来ならここで豆板醤も入れるとよい)を入れ香りを出し、にらともやしをさっと炒め合わせます。取り出しておいたレバーと醤油、オイスターソース、紹興酒、塩、こしょうの調味液を合わせて出来上がり。
話は脱線しますが、和菓子店勤務時代になにかと工場兼社長の自宅に呼ばれることが多く、そこでごはんをいただくのが新人ならではのおつとめでした。よく出たのが鶏の唐揚げ。私は唐揚げ愛はそれほどないのですが、その唐揚げはとてもおいしくて。下味に紹興酒を使っていると聞き、真似をして家にも常備するようになりました。
すき焼きの具にレタス、溶き卵に長芋をすったのを入れる、とか、おいしい日本酒のこととか(飲みやすいというのは日本酒のほめ言葉ではない、が口癖で今でも忘れられなくて、私もあまり言わないようになった)、その社長には仕事外のこともいろいろと教えていただいたし、おいしいお店にも連れて行ってくださったなあと、懐かしい思い出です。大学を出たばかりの自分には、全てが新鮮で刺激的な日々だったなあ。
あとは簡単にトマトと卵とレタスの黒酢サンラータンで、一汁一菜の食卓。娘の分はどちらも辛み抜きです。
レバニラ炒め
トマトと卵とレタスの黒酢サンラータン
ごはん