6月の大師会で買ったものと私の断捨離考

大師会で買った浜千鳥の皿

久しぶりに四天王寺の大師会に行ってきました。いいお天気で暑くて汗が出るほど。今回は腕時計の電池が2本切れていたので、それを交換してもらうのも目的のひとつ。ご存知ですか?南鐘堂の近くに21日だけ、時計の電池交換を350円で行ってくれるおじさんが出店しているのです!すごく安いのでみなさん数本持参されていてたいてい並んでいるのですぐ分かります。

30分ほど並んで無事電池交換してもらいぶらぶら歩いていると、いつもさらっと素通りしていたお店で見覚えのあるお皿を発見し、目を疑いました。以前別のお店で2枚しかなくてそれでも買ったほど気に入った波に千鳥の意匠のお皿!しかも何枚か重なっている!お値段を尋ねてみるとなんと1枚300円!速攻で4枚購入しました。こんな偶然があるなんて本当に驚いた。ちなみに以前購入時のお値段は1枚700円(以前の記事)だったので、値段まで安いという。合わせて6枚になったので、来客時にも取り皿として使えるなあ、とてもうれしい。

 

大師会で買った江戸時代後期のなます皿

 

以前千鳥のお皿を購入したお店で、上のなます皿を購入しました。なます皿はずっとほしくて毎回必死に探しているもののなかなかピンとくるものがなかったのだけれど先日は違って、見ただけで、あ、これ絶対うちの食卓に合いそう、と分かった。古い器によくある濃い藍色のこてこての柄(なんというのか知らなくて恥ずかしいけれど、中華風の柄や龍や植物っぽいもの)でなくて、色合いが淡くモダンな雰囲気の植物のような柄。薄めのつくりも好き。ということで、お値段3,200円と自分にとっては少々お高めでしたが購入。お店の方が300円おまけしてくれてラッキー。江戸後期の器だそうです。
今回の購入品は以上。めちゃくちゃいいお買い物ができて大満足です。

食べることが好きなので、自然と器も好きになっていったわけですが、自分にとって器選びは洋服を選ぶより難しいです。なぜなら試着ならぬ試し盛りができないから。なにを盛ったらおいしそうに見えるか、料理が引き立つか、器自体も素敵に見えるか、並べたときにほかの器との相性はどうか、実用性、扱いやすさ、収納など、想像しないといけないことが多すぎて。そして、器は割れ物なので割れたりひびが入ったりもする。私はお気に入りの器がそうなったとき、継ぎに出したり自分で簡易継ぎをしたりしてその後もできるだけ長く使っていきたいので、もし飽きたりなんだか違うなとなっても、割れてもいないのにそのまま捨てるというのが、なんというか非常につらい。
私はもともとあまりモノに執着せずばんばん捨てられるタイプだけれど、それでもいざ捨てるとなると複雑な気持ちにはなります。断捨離というものが流行ってミニマリストがたくさんうまれ、もたない暮しの良さが浸透してきている。でもそれと捨てることをイコールにはしたくなくて。そもそもの選択を間違えなければ捨てる羽目にならなかったかもしれないし、と思ってしまうのです。なので、買うときにも責任を持って買いたい。自分が選んだものの行く末を引き受ける覚悟をもって。
もちろん普段からいちいちここまで大げさに考えて買い物をしているわけではないですが、結果として捨てることにならないように、ということは頭をよぎる。自分の好みも不変ではないので難しいことではあるけれど。以前も書いたことがあるかと思いますが、買う、という行為に意識的でありたい。捨てる、に重きを置くのではなく、まず、買う、ことありきだと思うので。

 

イッタラ・ティーマプレート

 

そう、好みの話です。学生の頃からインテリアショップやカフェが好きで、働き始めてから少しずつ北欧の食器を集めていました。結婚式の引き出物はアラビアのグラスにしたし、映画『かもめ』の世界に丸ごと憧れた。足しげく通っていた梅田のイルムスがオープンしたのが今調べると2004年、15年ほど前です。あれだけ大好きだった北欧の食器が、今はもうほとんど食卓に登場しません。15年で好みはこれだけ変わる。そして、毎日ごはんを作って食べる、の繰り返しで、自分にとってどんな器が一番使いやすく心地よく、こんまりさん流にいうなら「ときめき」を与えてくれるのか、が分かってきた気がします。日々の暮らしによる嗜好の成熟。私の場合、それは作家さんの器だったり、一期一会な(今回の大師会は一期一会ではなかったけれど)古い器だったりするということ。流行りに乗っただけではその積み重ねが全くないから、器の美しさしか分からず、実際の暮らしでどのように盛られ洗われ収納されるのかということまでイメージできていなかったのだと思う。
いつかはと思って大切にとっておいたたくさんの北欧食器を手放すことに決めました。もちろんそのまま捨てることはせず、フリマアプリを活用。大切にしていたので傷もあまりなく、これからも十分使ってもらえるはず。私のうちで出番なくしまったままになっているより、毎日の食卓で活躍できるほうがきっといい。

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