コロナの影響で開催が見送られていた四天王寺さんの骨董市。お参りもしたいし行ってみようかと思い朝から出かけたところ、9月のお彼岸から再開されていたそうで、境内は大賑わい。ただ、出店されているお店の数は以前よりぐっと減っていてさみしくもあり。ともあれ久しぶりに素敵なものをたくさん見まわることができました。
前回、探していたなます皿を無事購入できたので、次に考えていたのは大き目の盛り鉢です。できれば少し華やかな色合いのきれいな絵柄が入ったもの。丸か輪花のような形。
出店数が減った中、好きなお店の出店はあるのか心配でしたが、無事ありました。それだけでほっとする。こういう気持ちになるのも、コロナがあったからだと思うといろんな感情がわいてきます。なにもかも、いつまでも同じようにあるものでないと、ふとしたことで感じることが本当に増えました。
さてそのお店でまさに自分が思い描いていたような盛り鉢を発見。
小鳥とお花の絵柄がかわいい6寸ほどの盛り鉢。お値段は2,000円。
見た瞬間「これだ!」となって即決です。乾物の地味な色合いのお料理を華やかな器に盛りたい、とずっと思っていたので、念願が叶いました。
高野豆腐とかぶの炊き合わせ。いつもの高野豆腐の煮物よりさらにおいしいように感じたぐらい、うつわってやっぱり大切。
美しい切子のぐい飲みと、カットされたエッジが雰囲気あるグラスも購入。それぞれ500円、800円。3点購入したらなんと3,000円にしてくださった!ありがとうございます。
切子のぐい飲みもずっと欲しいなあと思いつつ順番が後になっていたのでタイミングがよかったです。グラスもピカルディのようなエッジが滑らかになっているものと違い、掴んだときの感触の無骨さがかっこよくて。これで日本酒を飲みたい。
日本酒をいただくときに何か袴になるようなものがあればと思い、ためしに茶卓を買ってみました。500円。
本来の袴は徳利の下に置く、素材も形もこれとは全く違うものだけれど、グラスの下の小皿や小さい升っぽい使い方がしたいなと。
打ち出しの跡がいい感じ。偶然にも買ったグラスにもうちにあるほかのグラスにもぴったり。1個しか買わなかったのが悔やまれます。
去年、四十沢木材工芸のけやきの輪花盆を買ってから娘も同様なものを欲しがっていました。ただなかなかのお値段なので買えずにいたところ、素敵なお盆を見つけ、お値段を伺うと1,000円。これもまたタイミングがよかったなあ。
厚みのあるしっかりしたお盆で、塗りがきれい。円形なので輪花盆よりも少し大きいのもいい。こうなると夫の分ももう1枚欲しくなってしまうという物欲のループですね…
今回は自分の欲しかったものばかりに巡り合えてうれしいお買い物になりました。行けなかった間、どんなものが欲しいかをたっぷりイメージできたのがよかったのかもしれません。うつわとのご縁を感じた1日でした。