およそ1400年前に聖徳太子によって建立された日本仏法最初の官寺、四天王寺。
毎月21日に「大師会(だいしえ)」という弘法大師の縁日、22日に「太子会(たいしえ)」という聖徳太子の縁日が催されていて、境内には骨董品や古い器や着物などの露店が並び、たくさんの参詣客やお買い物目当てのお客さんが訪れています。
私も先日の21日の大師会に行ってきました。
各線天王寺駅、近鉄阿部野橋駅から徒歩で15分程度、地下鉄四天王寺前夕陽ヶ丘駅からなら5分程度です。
縁日の日は参道も大賑わいで、人の流れに乗って歩いていたら着く感じ。
うちから自転車で行ける距離。
妊娠していたときは、安産祈願と散歩を兼ねて、歩いてお参りしに行っていたなあと、懐かしい思い出もあったり。
美しい四天王寺式伽藍配置の五重塔とあべのハルカス。
その名も「亀の池」という池には亀がめちゃくちゃたくさんいます。
秋の彼岸で参詣客の方々や国内外の観光客の方々も多かったけれど、朝に降った雨のせいか露店の数はいつもよりぐっと少なめでした。
アンティークマニアでも骨董品の知識があるわけでもないので、自分がいつものぞくお店はほぼ決まっていて。
まず値段がわかること、そして店主の方の雰囲気がよさそうなところ。
値段がついていないお店が多い中、それだけで選択肢が狭まります。
器を扱うお店はとても多くて、安いお店は1つ100円ぐらいから、高いお店は1万円を超えるものも扱っておられます。
私は、器を買うときには最低でも4つは揃えたいので、なかなか購入には至りません。
それでも、たくさんのお店や売られている古いものを見ているだけでも楽しくて、毎月のように通ってしまいます。
今回は素敵な器との出合いがありました。
普段だったら買わない2枚セットなのだけれど、この「波に千鳥」という意匠に青とピンクと黄色の色合いかわいくて好みすぎて我慢できませんでした。
大正時代のものだそう。
1枚900円だったのがちょうど値下げされたばかりのタイミングだったそうで、700円でした。
いいお買い物ができたなあ。
今までの縁日で買ったもの。
なにかと便利な豆皿と小鉢は同じお店で買いました。
これ、全部1つ100円!
箱にごそっといろんな器が入っていて、ほかのお客さんが買われていたカップ&ソーサーも見かけないデザインですごくおしゃれだった。
(それも100円だった)
掘り出し物を見つける楽しさったらないですよね。
どちらもうちの食卓には欠かせない、重宝している器です。
この菊花の浅い鉢も便利で重宝しています。
縁日では印判や染付のような柄物の器が多いので、無地は珍しいかも。
1つ400円でした。
作家ものの器と組み合わせて使うのが好きなので、どうしても色合いはあまり派手でない白~ブルー系になりがちです。
次に狙っているのは、なます皿と盛鉢。
なます皿はあえて2枚ずつ柄違いで揃えても素敵かなあと思っています。
盛鉢はざっくり盛れて茶色い煮物でも映えるような少し華やかなものが欲しい。