先月末、岡町の「桜の庄兵衛」という登録有形文化財(カフェでもある)で開かれた竹本千歳太夫さんと野沢錦糸さんの素浄瑠璃の会に参加しました。
文楽はちょこちょこ観に行くものの、素浄瑠璃の会は初めて。
演目は『軍法富士見西行』江口揚屋の段。
題名にもあるとおり、西行の逸話と木曽義仲を始め当時の軍事的な歴史物語が掛け合わされていて、とてもとても素晴らしかった。
初めての素浄瑠璃の会であんなに素晴らしい素浄瑠璃を聴くことができて本当に幸運。
師匠方のお話も興味深くて楽しかったなあ。またの開催を切望します。
会の終了後、立派なアーケードの岡町商店街で買い物をしたり、「木香珈琲」さんというカフェでコーヒーをいただいたりしたあと(こちらもすごく素敵なお店だった)同じく岡町商店街の中にある「来夢来人(らいむらいと)」さんへ。


町中華感たっぷりな外観にのれん、と商店街に馴染むお店構え。
ところが中に入るとびっくり。1階は調理場とカウンター、2階がテーブル席になっていて、商店街のお店ならではのつくりが生かされたあたたかくておしゃれな内装にギャップ萌えとはこのことかと。
先代が営まれていた町中華の良さを引き継ぎつつ二代目のフレンチの技術やセンスを取り入れた創作中華とナチュラルワイン&クラフトビール。大好きに決まってた。



アルザスのミュスカとカマンベールの紹興酒漬けでスタート。
これは家でも真似してみたいおつまみです。ほどよい八角の香りもよき。

ビッグサイズのホタルイカに茹で加減抜群のブロッコリーにたっぷりのねぎソース。間違いないおいしさ。
これも組み合わせだけは真似してみたいなあ。ずっと食べていたい1皿です。
奥に写っているのがピリ辛メンマ。これだけでビール1本空いちゃいそう。

ほうれん草とひき肉の水餃子、はまぐりスープ仕立て。
もちもちの皮の水餃子に滋味深いはまぐりのスープがたまりません。
はまぐりの汁物、って和食になってしまいそうなイメージなのだけれど、間違いなく中華。

ワインは赤に移行しつつ、レバーパテの春巻き。
フレンチを感じるおしゃれなおつまみ。ぱりっぱりの皮に詰められたクリーミーなレバーパテ、爽やかな柑橘のジャム、赤ワインに合いすぎる。
白菜の和え物もしっかりとおいしいです。


定番の中華料理もしっかりいただきました。
しっかり焼かれた餃子はノーマルタイプとしそ餃子の2種、小さめなのでぱくっといけます。
ピリ辛のタレでいただく里芋入りの焼売もおいしかった。野菜が入ることで肉々しさよりも軽さがでて、しゃくっとした食感も楽しい。

ビジュから大優勝している甘鯛の鱗揚げ、油淋ソース。
さくさくの鱗にしっとりほっくりした甘鯛の身にほどよい酸味の油淋ソースとパクチーが絡むと、ここまでさんざん食べてきているのにまだ食欲が湧いてくる不思議。
そして甘鯛の下に敷かれた青梗菜の火通りの抜群さよ…
青梗菜も先にいただいたブロッコリーもそうだけれど、中華料理屋さんでいただく青菜関係って家で食べるものと別物?ってぐらい食感や香りがよくてすごい。
タレに絡めた青梗菜だけでビール1(以下略)

おいしすぎて〆までいただいてしまいました、穴熊ひき肉と蕪の菜漬のチャーハン。
初めての穴熊、ひき肉なので想像よりジビエ感はぐっとマイルドで、蕪の菜のお漬物の塩味と合わさってこれはつまみになる罪なチャーハンです。
最後まで大満足でした。
まだまだ他にも食べてみたいものがありすぎて、お店を目的に梅田から阪急に乗って行きたいなと思いました。
居心地もいいし、商店街という立地もあり入りやすいので家族でも訪れてみたい。絶対喜びそう。
岡町商店街にはほかにも味のある喫茶店や大賑わいの八百屋さん、量り売りのオーガニックな食材屋さんなど気になるお店がいくつも。
素浄瑠璃の会場だった桜の庄兵衛のカフェでゆっくりお茶もしてみたいし、またぜひお散歩しに行かねばです。
