高千穂への旅の一番の目的、神社巡り。念願の2つの神社にお詣りできました。
肥後大津~宮崎・高千穂~南阿蘇・高森ドライブルート
午前7時半過ぎ | 大津町を出発 |
午前9時半ごろ | 高千穂峡 |
午前11時40分 | 高千穂あまてらす鉄道 高千穂⇔高千穂橋 |
午後12時半ごろ | ランチ&ショッピング(道の駅 高千穂) |
●午後14時ごろ | 天岩戸神社~天安河原 |
●午後16時前 | 川登棚田群 栃又棚田 |
●午後16時ごろ | 高千穂神社 |
午後17時半ごろ | ホテルチェックイン(南阿蘇休暇村) |
天岩戸神社
天岩戸神社 公式サイト【公式】天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)
宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073番地1
駐車場は4つあり、運よく西本宮前の第一駐車場に1台空きが出たタイミングで停められたのですが、それほど駐車台数がないので、まさに運という感じ。
でもほかの駐車場もそれほど離れてはいなさそう(第四はちょっと遠そう)
第一駐車場の料金は500円でした。
御神体である天岩戸の洞窟は西本宮から谷を挟んで反対の壁の中腹にあり、聖域につきもちろんのこと撮影禁止です。拝殿の裏側の天岩戸遙拝所へご神職の方がご案内くださいます。
拝殿の隣に待合所があり、そこで開始時間まで待つことが可能。30分毎にご案内があるようで、私たちはたまたまツアーの方々のご案内に混ぜていただきました。
御神体が山である大神神社や戸隠神社にお詣りさせていただいたときのよう。初めてなのに知っている、というような不思議な感覚は鉄橋からの景色を眺めたときにも感じたけれど、あの高千穂という場所全体にあるもののような気がしました。とても言葉にできない。
この木はご神木の「招霊(おがたま)」の木で、その実が開いた様子が巫女が神楽を舞うときに持つ神楽鈴の原型になったと言われている、とご神職の方からご説明があった。
はるか昔、お神楽を奉納させていただいたこともあるのに、そんなことも知らなかったと大恥。いい年の大人になって無知の怖さを知ることの多さよ…
調べてみると、オガタマノキはモクレンの仲間で、白い花が咲き終わった後のぶどうのような形の実が確かに鈴のような形にもみえます。
境内の鶏舎には、天岩戸で天照大御神さまに岩戸から出ていただくために鳴いたといわれる、「東天紅(とうてんこう)」という日本鶏がいて、とてもかっこいいお姿。そしてめちゃくちゃかわいいうさぎもいます。
天安河原へは、参道を抜けて道なりに歩いて行きます。途中、車道の端を歩くことになるので、小さい子連れは要注意。
看板のところから約10分程度、岩戸川沿いの遊歩道は整備されていますが、坂道で滑りやすいところもあるのでスニーカーがベストです。
太陽神である天照大御神(アマテラスオオミカミ)が岩戸にお隠れになったことで世の中は闇に包まれ数々の災いが起こったため、それを案じた八百万(やおよろず)の神々が天安河原に集まり、光を取り戻すにために話し合いをしたという場所。
神話の世界から続く時の流れ、歴史を感じる場所でした。
お詣りのあと、「あまてらすの隠れcafe」というカフェでこどもたちはソフトクリーム、私はアイスコーヒーをいただきました。
かまいり茶のソフトクリームは高千穂ならではの味でおいしかったよう。コーヒーも美味だった。
高千穂牛を使った軽食もあり、岩戸川を眺めながらの休憩にぴったりの場所です。
川登棚田群 栃又棚田(とちまたたなだ)
みやざきの棚田「ひなたの棚田遺産」10.栃又棚田
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井
次の目的地、高千穂神社へ移動中、素晴らしい棚田の風景が目に飛び込んできて思わず車を停めてもらいました。
というか車を停めざるを得ない絶景。黄金色になる頃なんて、どれだけ美しいのだろうか。
後から調べてみたら宮崎県が「ひなたの棚田遺産」として認定している棚田が県内に17あり、そのうちのひとつとのこと。
岩戸川の右岸側の棚田地域を「栃又棚田」、左岸側を「尾戸の口棚田」と呼ぶそうで、ちょうどあまてらす鉄道に乗車時、高千穂橋梁から眺めた棚田がおそらくこれらの棚田だったよう。この写真の棚田の奥にもしっかりと高千穂橋梁が写っていました。
そんな意味でもあまてらす鉄道、ますますおすすめです。
高千穂神社
高千穂町観光協会【公式】高千穂神社
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037
鳥居をくぐった先、生命力あふれる木々に緑のレトロな照明が拝殿への階段がなんともフォトジェニックで美しい。
印象的な階段と言えば、昨年訪れた上色見熊野座神社の階段も素晴らしかったなあ。
こちらの神社、本殿と鉄製の狛犬「鉄造狛犬」一対が重要文化財に指定されていて、拝殿の左右に展示された狛犬をガラス越しに観ることができました。
鉄製の狛犬は全国で3社にしかないというとても希少なもので、こちらはなんと鎌倉幕府から寄進されたそうで、源頼朝の頃だそう。そこここで歴史を感じる宮崎・高千穂です。
そしてこの狛犬とは別に参道に設置されている狛犬もまた珍しい子持ち狛犬というもので、鉄製の狛犬が重要文化財に指定された際の記念として奉納されたよう。
この「皇紀」という表記がまた脈々と続く日本の歴史を感じさせてくれる。ちなみに今年、2025年は皇紀2685年です。
境内の大きな杉の木は樹齢800年の御神木の「秩父杉」で、あまりの大きさに見上げるのが大変なほど。
ひとつの根本から2本の杉が伸びた巨木「夫婦杉」もあり、縁結び祈願の参拝者も多いとのこと。
そして、毎晩行われる高千穂神楽、観たかった!