熊本への旅も4回目ということで、買ってくるものもわりと固定化されつつあります。
買ってきてすぐに食べてしまったり、お土産で配ったりで、これもまた買ってきたものの一部なのですが、おいしくてお気に入りのものを3種ご紹介します。
乳製品 ~阿蘇ミルク牧場のチーズとバター
関西でもときどき見かける阿蘇の牛乳。
熊本へ行くと、牛乳だけでなく、阿蘇のおいしい牛乳を使ったたくさんの乳製品が販売されています。
そんな熊本の生乳生産者団体である「らくのうマザーズ(熊本県酪農業協同組合連合会)」が運営する「阿蘇ミルク牧場」が西原村にあります。
阿蘇ミルク牧場
公式HP らくのうマザーズ 阿蘇ミルク牧場<公式>
熊本県阿蘇郡西原村河原3944-1
096-292-2100
動物とのふれあいやチーズやアイスの手作り体験もできるし、動物レースは大人もこどもも大盛り上がり。
以前、羊のお散歩体験やレースに出ていた私たちの推し羊「モココちゃん」は、それらのイベントからは引退してしまったようで、今回は牧場内を大捜索し、無事見つけました。
そしてお買い物ももちろん楽しい。
物産館のミルク市場は最近リニューアルしたようで、より商品が見やすくなっていました。
自家製の乳製品やベーコンやウィンナーなどのお肉の加工品、熊本の名産品などが勢ぞろいしています。
そんななか、マストで買うのは「フロマージュブラン・リス」、今後マスト決定の新発売の「海藻バター」をご紹介。
まずはフロマージュブラン・リスから。カラフルトマトの隣にのっかっているのがそれです。
クリームのようになめらかで、でもとろとろしすぎない適度なかたさが、こんなふうにもりっと盛っていただくのに本当にちょうどよい。
ミルクのおいしさと濃厚さもありながら、フレッシュで爽やか。
日持ちがしないのでたくさん買ってこられないし、当然通販もされていないので、ぜひ現地で購入して食べてみてほしいです。
今回度肝を抜かれたのが海藻バターが登場していたこと。
海藻バターと言えば、ボルディエの海藻バターが大好きで、たまのごほうびに買ったものをちびちび食べていたのに、円安や物価高でそれすらも望めないなか、国産の海藻バターに出会えるなんて!
ボルディエよりバターの生地自体の濃厚さと塩味の強さがないので、いい意味で馴染みやすいお味。
海藻感もマイルド、よって、和洋問わずいろいろなものに合わせやすいのがとてもいい。
写真では、あか牛のステーキにのっけてみました。お醤油ベースの和風ソースにとても合う。
フロマージュブラン・リスの写真の隣、スティックセニョールとシーフードのソテーも、海藻バターと塩コショウでシンプルおいしい。
確か1箱900円程度だったかと思うのだけれど、新発売の販促なのか、3箱買うと1,800円ぐらいになる、というまとめ買いバグ価格だったため、思わず3箱買いました。
でも全然余らずに使い切ってしまった。セレクト系スーパーなどのバイヤーさん、目をつけてくださらないかな… 近所で買えるようになってほしい。
馬肉 ~馬刺しと馬すじ
言わずもがなで有名な熊本の馬刺し。
冷凍のブロックを買ってきて少し溶け始めたときに薄くスライスして、カルパッチョにするのがお気に入りです(フロマージュブラン・リスの写真の下部に載っているもの)
ふるさと市場
公式HP ふるさと市場|新鮮採れたて野菜を安くご提供
熊本県上益城郡益城町大字杉堂938-18
096-279-3269
何度も登場しまくりの「ふるさと市場」、平日でも来客多数につき、とても写真が撮れません!
野菜がメインかと思いきや、お肉の安さが半端ないので全力でおすすめ。
あか牛はもちろん、りんどうポークのようなご当地ポークもおいしくてお買い得です。
そして、馬刺しでおすすめなのが「シュゼット」という、切り落としのように見えるスライス馬刺し、ひとパック400円程度。
人気で売り切れることも多いそう。
今年の写真を撮り忘れてしまい、去年のもので失礼します。左側に写っているのがそのシュゼット。
赤身だけのものを選ぶと意外と硬かったりするので、脂がきれいに入っているものを選べば柔らかくてとてもおいしいです。
合志物産館 志来菜彩(しきさいさい)
公式HP 合志物産館 志来菜彩
熊本県合志市竹迫2264-1 アンビー熊本内
096-248-0030
今回初めて訪れたのが、合志市にある「志来菜彩(しきさいさい)」という物産館。
ちょうど激しい雨の日でこちらも外観の写真も何もかもがないですが、特筆すべきは海産物の品ぞろえが素晴らしいです。
天草から直送された新鮮な魚介類は、陳列を見ているだけでわくわく。
こちらでは高くてなかなか買えないあさりやはまぐりも安くて、現地でさっそくはまぐりと菜の花の出汁びたしを作りました。
で、こちらで購入したのが、煮込み用と書かれた冷凍馬肉のパック、おそらくすじ肉だと思うのだけれど、100g100円ほどという驚きの安さ。
馬肉の赤ワイン煮込みを作ってみました。
柔らかくなるまで何度か茹でこぼし、ひたすら煮ること数時間。牛すじ肉より断然時間はかかったけれど、一旦柔らかくなると、あとはもうとろけるばかりでした。
味わいは牛よりあっさり、でもほどよいお肉感もあり、食べてもらった友人たちにも大好評。
馬すじ肉も馬刺しと並んでよく見かけたので、次回からもぜひ購入したい。おでんも作ってみたい!
ちなみに、牛肉版赤ワイン煮込みのレシピは以前アップしています(今回は下茹でがあるので、マリネと焼き目つけはせず)
高菜漬け ~春しか味わえない新漬け
高菜漬け、というとよく漬かった茶色いものをイメージしがち。もちろんそちらもおいしいけれど、春にしか味わえない緑がとてもきれいな高菜漬けがあるのです。
それが阿蘇高菜の新漬け。
見るからにフレッシュな新漬けは、そのまま食べるのはもちろん、刻んでいろいろな料理にトッピングしたり、野菜のひとつとして使ったり、使いみちには困りません。
春の味覚、筍と合わせてペペロンチーノにして、こちらも春の味覚、ふわふわのしらすと木の芽をのせました。
写真を見ていたら、我ながら思い出しておなかが空いてくる始末…
今度の春も必ず食べたいお漬物です。
ちなみに、登場している「花の香」「れいざん」ともに、熊本のお酒です。
れいざんは熊本の地酒として親しまれているお酒で、日々の食卓にぴったりです。
そして花の香は、いまや大人気で品薄な「産土(うぶすな)」を醸されている酒蔵さん。
水がおいしいので、お酒も実においしくて、熊本の食材にぴたりと寄り添います。
↓ 私も欲しい!魅力的な九州飲み比べセット