大阪発祥の日本を代表する伝統芸能であり、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている人形浄瑠璃・文楽。なかなか敷居が高そうに感じる文楽鑑賞ですが、その文楽を気楽に、しかもお得に鑑賞できる機会があるのをご存知でしょうか。
文楽親子劇場とは
文楽は、大阪人が育てた、日本を代表する伝統芸能の一つです。太夫と三味線弾きが演奏する音楽(義太夫節)と、三人の人形遣いが一つの人形を操る舞台が一体となり、物語が進行します。
「親子劇場」はご家族で楽しくご覧いただけるプログラムです。”ユネスコ無形文化遺産”でもある文楽の体験を夏休みの思い出にどうぞ!(チラシより)
優待について
大阪市主催 詳細サイト
「夏休み文楽特別公演「親子劇場」鑑賞優待事業を実施します」
公演情報
令和元年7月20日(土)~8月5日(月) ※7月26日(金)、8月3日(土)を除く
午前11時開演、午後1時終演予定
国立文楽劇場
優待の対象
大阪市内に在住・在学の中学生以下のお子様を含むファミリーやグループ
優待価格
対象となるお子様1名と保護者の方1名で2,800円
※通常価格6,600円(大人4,700円、こども1,900円)
ペア以外のお連れ様も最大6名様まで割引
大人2,300円、学生1,150円、こども(18歳以下)900円
※未就学児(小学生未満)のお子様は保護者の膝上鑑賞の場合無料、席が必要な場合はこども料金
募集定員と締め切り
定員2,200名(先着順)
締め切り7月26日(金)
※定員に達した時点で受付終了
優待申し込み方法
はがき、または大阪市電子申請・オンラインアンケートシステム
申し込んでみました
圧倒的に楽な電子申請で申し込みました。必要事項を記載し簡単に申し込み完了。10日以内にはがきにて優待券が届くということで、整理番号とパスワードが発行されますので、忘れないように保存しておきましょう。
10日もかからないうちに上のはがきが届きました。記載内容に間違いがないか確認し、まずチケットセンターに電話し、鑑賞日時やお席を予約します。はがきが届いたらまず電話です!私が思うに、文楽を楽しめるか楽しめないかの大切なとっかかりは、「初見はできるだけ前のお席で観る!」ということ。こどもはおとなより目もいいし、お人形の表情や義太夫節の迫力をより体感できるはず。ベストは2、3列目の13~24の真ん中ブロック。最前列は逆に首がちょっとつらいです。
予約の際に必ず「大阪市主催の夏休み文楽鑑賞優待券を利用します」と言ってくださいね。これを言わないと優待価格になりません。ちなみにチケットセンターは東京の国立劇場にあるので、大阪の国立文楽劇場とは違います。
そして日時とお席を決めたら10日以内に国立文楽劇場(大阪)のチケット売り場にて、優待はがきとお代金とチケットを引き換えて完了です。
電話予約をせず直接劇場に赴いてその場で日時とお席を予約してチケットを購入することも可能ですが、とにかく早くいいお席を確保したほうがいいので、なにはともあれまず電話で、笑。
演目
◆日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)渡し場の段
清姫が好きになった安珍は道成寺に逃げてしまいます。道成寺は日高川で船に乗らなければなりませんが、船頭は清姫を乗せてくれません。どうしても安珍を追いかけたい清姫は川へ飛び込みます…。清姫の顔が変わる仕掛けや一瞬で衣装を替えることなど、人形芝居ならではの魅力いっぱいのお芝居です。(チラシより)
◆解説 文楽ってなあに
◆かみなり太鼓
もうすぐ天神祭りという暑い日、寅ちゃん家に雷さんのトロ吉が落ちてきました。どうやら太鼓を打つのが下手なトロ吉が、雲に乗って太鼓を練習している時に、寅ちゃんのお母さんの大きな声に驚いて落ちてきてしまったというのです。寅ちゃんの家は太鼓屋さんなので太鼓がいっぱい。そこで雲の上に帰るため、一緒に練習することになりましたが…ある夏の日に起きたトロ吉と寅ちゃん家族のお話です。(チラシより)
去年は、娘(当時幼稚園年長)はチラシを見ただけでも怖がって行きたくないと言っていましたが(「増補大江山」の鬼の人形は確かに怖い)、今年はキャッチーな鬼だったので親しみがわいたよう。初めての文楽鑑賞を楽しみにしています。
私も清介さん作曲、勘十郎さん演出、というのがとても楽しみ。
そうそう、来場のお子様には記念グッズのプレゼント、イヤホンガイドの無料貸し出し(保証金1,000円)、資料展示室で体験ステージ、終演後に文楽人形がロビーでお見送り、なんていうサービスもあります。
暑い夏休み、涼しい劇場で楽しいお人形芝居鑑賞をご家族やお子様連れでいかがでしょうか。