友人たちが通っていておいしいと聞いていた四天王寺前夕陽ヶ丘にある「すし丈」さんに、念願かなって初めて行くことができました。
子ども連れでなく、夜にちゃんとお食事することなんて年に数回あるかないかのことなので、楽しみにしていました。
以下写真だらけのポストです。
(しかも、作りたて握りたてをすぐにいただきたくて慌てて撮ったものばかり)
鮨のまえにアテがつくコースでお願いしました。
日本酒も35種類ぐらい取り扱われているそうで、大将セレクトでいただきました。
「楯野川」のひやおろしや「山川光男」という東北の酒蔵4社のユニットのお酒など、さすがにどれもお料理や鮨にぴったりな相性。
素敵なおちょこをおのおの選ばせていただけるものうれしいお心遣い。
アテですでに満足幸せな品々。
鰹のたたきに添えられているのは、玉ねぎのみじん切り。
さらし玉ねぎしか添えたことがなかったので、これだけでも目からうろこでした。
肝好きとしては白子がたまりませんでした…
上にかかった黒七味が香りよく、白子のまったりクリーミーな味をきりっと引き締めてくれて、いくらでも食べられそう。
友人たちが絶賛していたあん肝も食べたいなあ。
鯛
さより
鰆
赤身
中とろ
いくら
鯵
車海老
穴子
玉
剣先いかから始まった握り。
ひとくちいただいただけで、今まで、握りといっても、シャリとネタ、醤油などのそれぞれの味としていただいていただけなんだとはっとしました。
なんというか、鮨って職人技の塊かつシンプルの極致の調和なのかもしれない。
最期の晩餐に何をいただくか、と昔から想像して楽しんだりしていたけれど、やっぱり鮨と蕎麦がいいなという思いがより一層強くなりました。
この鮪を、鮪大好きな娘に食べさせてあげたいと思って少し切なくなったりも。
外でおいしいものをいただくと、どうしても家族の顔が浮かびます。
年々いかやタコ、貝が好きになるので、いかがおいしかったなあ。
鯵もとっても上品で驚く。
貝も食べてみたいなあと欲は尽きません。
硬いイメージの剣先いかがとろけるぐらい柔らかくなるよう切り込みが入っていたり、鯛は腹と背が重ねられていたり、穴子は白焼きと煮詰めの両方があったり、車海老は活のものをその場で鮨に仕上げてくれたり、と職人技がたくさん。
1貫ずつ仕上げされているので、そのままいただきます。
ネタにのせられたあさつきのペーストや炭の塩などの調味料も、素材との相性を感じさせてすごいなと思う。
これ以外にものどぐろの手巻きと〆にかっぱ巻きをいただきました。
大将はまだ28歳ととてもお若く、私のような鮨屋慣れしていない人間でも気持ちの良い接客をしてくださり、居心地がよかったです。
銀座「久兵衛」で修業もされていたというし、その技術もますます磨かれて、きっとこれからさらに予約も取れないお店になるのではと思います。
(この日も平日だったけれど満席)
現在は夜18時、18時半、20時半の時間帯で予約を取られているようです。
こんな鮨を季節ごとにいただけるよう、がんばらなくては。
おいしい食事と時間をありがとうございました。